2022/04/13 (更新日:2022/04/13)
側弯症の看護師さんへの実際の施術風景
こんにちは。
側弯症改善LABの富田です。
今回は実際の運動療法の施術の様子を紹介します。
この方は看護師さんで、職場の健康診断でレントゲンを撮影した際に自身が側弯症であることが判明しました。
大人になるまで、側弯症と診断されなかった程なのでカーブ自体はそれほど大きくなくレントゲンを撮るまで気が付きませんでした。
しかし、大人になってから腰痛を感じるようになってきたみたいです。
これは側弯症でも思春期にはあまり見られず、成人以降の側弯症でよくみられる特徴です。
カーブのわりには背骨の捻じれからくる背中のでっぱりは強く出ていましたので、それも腰痛に繋がる原因になっていた可能性もあります。
背骨の捻じれからくる背中のでっぱり(hump)は必ずカーブの角度に比例するわけではありませんが、基本的にはコブ角が大きいほどhumpも大きくなる傾向があります。
humpが出るということは脊椎はそれだけ捻じれているということになりますので、その分中を通る脊髄神経や、そこから末端に伸びる神経は雑巾を絞った時のように捻じれがない脊椎よりも緊張を強いられるようになります。
この方の場合、カーブがそこまで強くなく脊柱を取り巻く関節や筋肉、靭帯などの結合組織に柔軟性があったため、一回の施術でも背中のでっぱりは半減していました。
もちろんこれで治ったという訳ではありませんが、自身のカーブパターンに悪い姿勢や日常生活に気を付けて、エクササイズを続けていけばかなり改善していくと思います。
実際の施術風景は動画でご覧頂けたらと思います。