- 当院が行うプログラムは、医学論文で最高レベルの証明がされています。側弯症のコブ角をせばめて、腰痛や背中の痛みを緩和することができます。側弯症の腰痛で悩まれてご相談に来られた方も痛みが気にならなくなった方も少なくありません。
特に大人の側弯症に多い特徴ですが、ひどい腰痛に悩まされることがあります。その場合、腰をマッサージするのは厳禁です、絶対にやめてください。接骨院・整骨院で腰痛の施術を受けても、改善されません。側弯症が原因の場合、痛みや背骨の湾曲がが悪化するリスクが高いです。
マッサージで腰痛が緩和するのは、腰痛の原因が筋肉や浅筋膜、脂肪組織などの皮下組織が原因の場合のみです。接骨院・整骨院で腰痛が改善できるのは、筋肉や皮下組織が原因によるものだからです。
側弯症の腰痛は、側弯症の湾曲が広がり、骨が変形して椎間板の細胞が死ぬ際の炎症反応か、背骨の湾曲や胸郭の変形により、長時間の左右非対称の筋緊張から起こる筋組織の変性や、酸素不足による発痛物質の増加などが原因として考えられます。
ではなぜ側弯症からくる腰痛にマッサージが厳禁なのか?
側弯症の腰痛や背中の痛みをどのように対処できるのか説明します。
側弯症の腰痛について
側弯症が原因の腰痛の場合、一般的な腰痛と同じようにマッサージを行うと痛みが悪化するどころか、背骨のカーブ自体をさらに悪化させてしまう恐れがあります。
そのため、側弯症の腰痛は、専門的な適切な対処が必要になります。
なぜ側弯症の場合マッサージが厳禁なのか?
側弯症で腰痛や背部痛に悩まされている方の多くは、背骨の凸側(上記画像であれば背中の左側と腰の右側)に痛みが出やすいのではないかと思います。筋肉も凸側の方が引っ張られるため、緊張が強いと思います。
しかし、凸側の筋肉はその方向に背骨が曲がるから緊張が強く固まってしまうのであって、使いすぎたりして固まってしまったわけではありません。
意図的ではありませんが、凸側の筋肉はいわば背骨の湾曲に対してストッパーの役割を果たしているとも言えます。そのストッパーになっている筋肉を、マッサージして柔軟性を持たせてしまうと、背骨の湾曲はさらに増すことになります。
つまり改善するには順序が逆なのです。
側弯症の腰痛は緩和できます
腰痛は、背骨の湾曲による椎間板の変形や筋肉の緊張なので、湾曲が改善されれば、腰痛は緩和されます。
患者様の中でもコブ角や背骨の捻じれが改善されて、痛みが緩和する方は多いです。痛みでなかなか眠れない方が、熟睡できるようになったというケースもあります。
側弯症は、大人になっても進行する場合があるので、専門家に調べてもらいご自身でも知ることが大切です。
側弯症の腰痛に対応する主な対処法
・痛み止めの内服
・手術
・コルセットの装着
・運動療法
痛み止めの内服
痛み止めの内服は、対処療法です。痛みは感じなくなりやすいですが、効き目がなくなれば、腰痛を感じます。他の治療と併用して、痛み止めを服用することもあります。
手術
手術は、コブ角が50度を超えると適応となります。再発の可能性はありますが、骨をほぼまっすぐにできます。
コルセットの装着
コルセットの矯正は、コブ角を減らし、腰痛の改善をすることが可能です。常時つけているので効果がでやすいからです。年齢によって変わりますが、コブ角の角度が20~45度程度がコルセット治療の適応となります。しかし治療後、コルセット装着をしなくなると、腰痛が出現することもあります。
医学論文で証明された運動療法で腰痛を改善
運動療法には、腰痛を改善する2つの効果があります。
- ①コブ角をせばめて、湾曲が軽減する。
②カーブによって背骨や筋肉に加わる非対称の負荷を改善し、痛みを取り除く。
腰痛の原因である湾曲を抑えられるので、腰痛がひどくなることを防ぐことができます。さらに湾曲を軽減できるので腰痛も改善されます。
運動療法は、下記のような流れで行います。
・トレーナーが患者様の状態を評価します。
・レントゲン画像や体の捻じれ等から背骨のカーブパターンを評価します。
・患者様のカーブパターンに合わせたプログラムと生活指導をします。
・側弯症の改善と習慣化の意識づけを心がけた指導法です。
・指導は、トレーナーからのマンツーマンです。
生活指導の内容は、下記のことが挙げられます。
・立ち方
・座り方
・寝方
・歩き方
運動療法と並行して、日常生活の動作を注意することで腰痛を緩和することができます。
運動療法で腰痛の改善を体感してください
当院では、側弯症の腰痛を何度も改善してます。専門のセラピストが患者様の状態を的確に見定めて対処しています。
側弯症を専門とした運動療法のスペシャリストです。辛かった腰痛が改善して、笑顔がみられた患者様が多くいました。
側弯症の腰痛で困っていらっしゃったら、当院の運動療法を受けてみてください。